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2012.11.13 「オスプレイの日本配備と青森県の軍事基地」東奥日報社・斉藤光政氏講演

戦争いやだ!憲法守れ!中弘南黒の会の第11回総会で行われた記念講演として、地元シェアNo.1の新聞社・東奥日報社に勤務する斉藤光政氏が講演しました。斉藤氏は東奥日報紙に連載を持つ他、青森県が旧陸軍の毒ガス実験場であったという特集も組んでいる敏腕記者でルポライターの鎌田慧さんとも親しく、共著で著書も書かれています。

演題は「オスプレイの日本配備と青森県の軍事基地」。青森県は原子力施設の総本山であることはみなさんご存知だと思いますが、軍事基地としても非常に重要な役割を持つのです。




※要約※
例え誤報を放っても謝罪しないことで有名な天下の朝日新聞が橋下徹に謝罪した。橋下をヒトラーに例える人が何人もいる。今の日本はヒトラーが生まれたドイツと似ていると。日本国憲法は世界で最も進んだ憲法だが、当時のワイマール憲法も進んでいた。が、国民は進んだ憲法を理解できず目の前の社会不安しか見ていなかった。そこに生まれたのがヒトラー。ヒトラーは合法に選挙で国民に選ばれた。だからこそドイツは戦後ナチスを徹底的に検証している。歴史をまったく検証しないのが日本。

橋下は非核三原則の持ち込ませずについて考える必要があると言った。でもそれは誰もが目を背ける現実だ。非核三原則はすでに破られている。橋下もそうだし石原・自民党・民主党もみんな、解釈飽和を起こしている憲法を改正したい。普通の国のように集団的自衛権を行使できる国になりたいと思っている。だがもうすでにそうなりつつある。特措法につぐ特措法で、自衛隊はイラクで後方支援といいながら米軍と一緒に戦争に加担した。橋下のような人たちが言うのは、「今の憲法なんてどうせアメリカに押し付けられたもの、はやく改正してしまえ」だが私が思うのはそれでよかったのではないかということだ。誰が作ったとしても、日本人の生命と財産を守る主目的を掲げた日本国憲法は戦後70年機能してきた。

ここでオスプレイの話になる。
オスプレイ配備の話が出たとき沖縄の仲井真知事は「日米同盟以前の問題だ」と強行に反対したが阻止できなかった。なぜか。それは地位協定にある事前協議の条件は、「(核やロケットのような)重大な装備の変更のみ」となっているからだ。それ以外のオスプレイなどは事前協議なしに米国の一存で決定され、日本はどうしろこうしろと言えないのだ。森本防衛相が「日本は配備についてどうこう言える立場ではない」と言ったのは真実だ。日本の航空法はいかなる航空機も150m以下を飛んではいけないとあるが、米軍は北朝鮮戦を想定しレーダーにひっかからない60mを飛んでいる。東北防衛局長も、オスプレイがどう運営されるのかさえ教えてもらえないそうだ。それが日米安保条約なんだ。野田さんが「安全性を求めている」と言うのは口だけ。彼は自衛官の息子だからどうにもならないのがわかっている。非常に右翼的な政権だ。

さて、オスプレイがどこの基地を使うか?ピンクルートは黒石や大鰐上空を飛ぶ。どれも終点は十和田湖になっているが、途中激しい飛行をしてエンジンを酷使したオスプレイがカタログ通りの航続距離を飛べるか?燃料も半分になったら降りる。どこを使うか?三沢基地だ。これから頻繁に三沢基地にオスプレイが降りるだろう。
日本は今軽空母級の護衛艦を3隻目を建設している。これにオスプレイを搭載し、尖閣戦に備えたいと思っているのではないかと私は考えている。防衛省にそういう計画があるから森本は黙ったんだと思う。

車力村にX-バンドレーダー(北朝鮮のミサイルを監視するレーダー)がある。あれはアメリカが初めて海外に配備したものだ。ミサイル防衛の最大拠点。あそこの軍属(傭兵)が五所川原で暴行事件を起こした。米兵の暴行だって日米地位協定で裁判件がない。オスプレイが危険なのではなく、危険なものを事前協議なしに配備されてしまう日米安保が危険なのだ。

トモダチ作戦をご存知だと思う。あれは実は12万人規模を投入した戦後最大の日米合同演習だ。世界もそう見ている。その最大拠点が三沢基地だ。中国も支援の名の下に三沢基地を視察しようとした。トモダチ作戦でハワイから飛び立ったP3C哨戒機は3月12日には八戸に配備されていた。ものすごい機動力と補給ノウハウ。補給を制する者は戦争を制するのだ。仙台空港のがれきを除去したのも、太平洋戦争のガダルカナル戦でも活躍した海兵隊の優秀な工兵部隊だ。自衛隊にはないノウハウだ。ハワイにあるのはJointTaskForce519(統合作戦本部)であり、今進められている米軍再編の主目的である「48時間以内に世界中どこでも爆撃できる能力・72時間で世界中どこへでも兵員を運ぶ能力」のために作られた。米軍と自衛隊で何ができるかを世界に示したのだ。青森県は実は米軍再編融合化が最も進んだ場所なのだ。

自民党の元幹事長の野中広務が青森に来て小さな農業集会で、「1998年の北朝鮮のテポドンは三沢基地を標的にしていた」と暴露した。北朝鮮は三沢基地の重要性を知っているのだ。野中氏こそ三沢基地の重要性を理解していない、そういう人たちが憲法改正しようとか徴兵制にしようとか言っているのだ。

日米安保の考え方っていうのは、まず最初に憲法を考えなくちゃいけない。憲法が日米安保より上位法規なのだから。日米安保どうのこうの言う前に、憲法が戦後機能してきた事実を考えなくちゃいけない。そうすれば日米安保をどうするのかというのはわかりやすいのではないかと思います。アメリカともっと仲良くなりたい、トモダチになりたい、兄弟になりたいと思っている人たちが「集団的自衛権の行使」や「武器輸出三原則の緩和」、「徴兵制の復活」を訴えていることをどう考えるか。

Q.オスプレイが何らかの理由で配備を中止されたら、アメリカ海兵隊が沖縄に駐留する意義(建前上抑止力)が薄れることになり、アメリカ側でも普天間を返還してグアム・テニアンに移設しようという声があがらないのか?
A.沖縄もそう願っているが現実にそうはならないだろうと思う。リチャード=アーミテージが沖縄の米軍基地の意義を一言「ロケーション」=位置だと発言した。オスプレイがだめでも違う機種を持ってくるだろう。
※要約終了※




日米安全保障条約が上位法規である日本国憲法に違反しています。日本人の生命と財産を守れないからです。米軍の低空飛行やレイプ事件、核の持ち込みが違憲であることを言い続けなければいけません。カネを受け取っていて言えない人やアメリカが日本を守ってくれているから・・・と思い込まされている人がまだまだたくさんいます。というか日本人のほとんどがそう思っているでしょう。テレビや新聞ばかり見ているひとたちです。マスメディアから何も知らされていない日本人がもっともっと、日本で本当はなにが起きているのかを知る努力をしなければならないと思いました。
一つ納得できないのは、米議会は来年の1月で軍事費を含む大幅な予算の強制カットをします。だからオスプレイの配備を急いでいる。オスプレイがだめなら新しい機種とは議会が通らないはずです。オバマ大統領が最も実現したいのは公約のアフガニスタンの米軍撤退のはず。米軍にとっても中国の目の前にある沖縄の基地は近すぎるという声もある。「アメリカが言っているから」と外圧を利用する日本の官僚こそが沖縄に基地を置きたいのでは?
※記事=小山内頼人
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